会について

 私達は「郷土の空を考える会」と申します。
成田空港から騒音被害を受けている住民で結成された会です。

 この会は、2015年に成田空港を更に機能強化をしようとする案が打ち出された事により、私達の生活が今以上に劣悪な環境に至ることを懸念して結成された会です。その「成田空港の機能強化案」とは、現在、航空機の離発着数は25万回ですが、それを倍の50万回まで飛ばそうという計画です。その為に必要とされる滑走路をA滑走路は現状のままとし、B滑走路は1000M延伸して3500Mに、更に3500MのC滑走路を作る事で空港の面積を約2倍に当たる 2400haの巨大な内陸空港に造り変えようというのです。

 また飛行時間も17時間から20時間(30分の弾力的運用を含む)飛行となり、騒音下での静音時間は、たったの4時間でしかありません。機能強化が及ぼす問題点を端的に示せば、朝が明けない早朝5時から、すでに就寝している夜中の0時30分で30分の弾力的運用を含むと1時まで、毎日1分間隔での大騒音が20時間にわたって鳴り響く生活環境に変貌する事は許しません。「我慢できませんと言う事です」
 当然、これほどの被害を受けているからには、住民が納得する「迷惑料」ゃ「慰謝料」を貰っているのでは ? と思うでしょうが、各戸、各個は貰っていません。

 私達は一方的に我慢だけを強いられるだけなのです。したがって、私達は最低限、人が生活が出来る環境を守る為に「これ以上の騒音はごめんだ!」
との声を上げざるを得ない現状なのです。

 行政は成田空港を強化する事を優先していますが、何故、昔からここで生活をしている私達が我慢しなければならないのでしょうか。これから「空港の強化策」が持っている矛盾と問題点を報告して行きたいと思います。 

 また、私達が置かれている状況を多くの人達に知っていただき、ご理解とご支援を求めたいと思います。