騒音と身体への影響

 欧州WHO事務局が2009年に公表した「欧州夜間騒音ガイドライン」では、生活時間帯調査に基づいて、最低でも8時間の夜間時間帯を確保することが必要であるとされています。ただし、固定された8時間では50%の人口しか保護できず、80%を保護するには10時間の夜間時間帯が必要であると述べています。また、日曜日は平日の睡眠不足を回復するため、睡眠時間が1時間長くなることにも触れています。
なお、睡眠時間については、我が国でも同様な傾向であることが、総務省の調査などで明らかにされています。

ガイドライン文書に示されている騒音レベルと健康影響との関係が表1です。40dBから健康に悪影響が認められ、55dB以上で心疾患のリスクのあることが記載されています。