(第二回)成田空港機能強化に関する行政交渉を行いました。

 7月27日(月)、東京都千代田区の参議院議員会館にて国土交通省と成田国際空港会社の
担当者と、我々「郷土の空を考える会」と横芝光町、成田市、茨城県稲敷市(リモート参加)の
騒音下の住民ら約40名と「社会民主党」福島みずほ党首の参加と、御協力により33項目の
質問事項を事前に投げかけ、交渉をする事が出来ました。
 国側の回答は抽象的や形式的な回答ばかりで、また我々騒音下の住民の悲痛な訴えを
しているにも関わらず、居眠りを始める者もいて怒りさえ覚えた。

行政交渉の模様を文字に起こしました。


(前編)は事前に送っておいた質問事項の回答になります

(後編)は質疑応答になります


7月27日(月) 第2回 国土交通省・成田空港株式会社との「行政交渉」

(前編)

~ 参議院議員会館1F 大講堂 13時より~ (704-0053)


「進行 社民党 横田総務企画局長」

第2回目の「行政交渉」を始めさせていただきます。昨年の3月に第1回目の「行政交渉」をさせていただきまして、住民の皆さんの質問や疑問に答える場を作りました。その後、更に現地の状況も進んでいるという中で、第2回目の「行政交渉」になります。前回は、「郷土の空を考える会」「航空機騒音から生活を守る会」の2団体でしたが、今回は更に7団体の参加となりました。また、本日は大変お忙しいところ国土交通省、成田空港会社の皆様にもご参加いただきましてありがとうございます。

今日は、成田空港の機能強化で生活に大きな打撃を受ける地元の皆さんがおいでになっていますので、是非とも住民の皆様の疑問や質問に丁寧に答えていただければと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

最初に、地元を代表して戸村さんの方から一言ご挨拶と、今日いらっしゃっている団体のご紹介をお願いいます。

「郷土の空を考える会 戸村代表」(以下「考える会」と記す)

本日の「行政交渉」にあたり、この場を設定していただきました福島みずほ議員、その事務所の皆様方ありがとうございます。また、私どもの質問に答えて下さる国土交通省・成田空港株式会社はコロナ禍にも関わらず受け手いただきありがとうございます。

今回、コロナ禍の中でくしくも参加できないという方が沢山おられました。今東京でコロナがかなり流行っていますので、年配の方は泣く泣く辞退するのが現状でした。こちらから質問を投げていながらそういう結果に至ったことに残念に思います。

本日の質問事項の提出にあたり「成田空港から郷土と暮らしを守る会」の代表KAさんからも是非とも質問提出賛同名に入れて下さいということなのでご報告をいたします。

政府や成田国際空港会社(NAA)は、成田空港の機能強化を図るために「B滑走路の延伸」「C滑走路の新設」「夜間飛行制限の緩和」などを推し進め、2018年3月13日に国・県・NAA・空港周辺9市町首長の四者において秘密裏に協議を行い、機能強化の合意を強行しました。

それ以降、説明者側は全く住民の前に姿を見せず、機能強化案は国が2019年11月に成田空港の基本計画を2700ヘクタールに変更し、2020年1月31日に航空法の工事実施計画の変更を許可するまでに至っています。

私たち関係住民は納得しないまま置き去りにされた状態で機能強化案を進めています。騒音の被害を受ける私たち住民にとって成田空港の機能強化策は、生涯にわたる重要な大問題です。私たち被害住民が納得出来るように説明をよろしくお願いいたします。

そして私共と質問状を提出しました会の名前と個人の名前を申し上げます。私が「郷土の空を考える会」代表の戸村と申します。住んでいる場所は滑走路の南側の谷間地区になります。それと横芝光町から「航空機騒音から生活を守る会」代表はSKさん。南部の谷間とCランの直下にあたります。横芝の「コタンコロカムイの会」代表STさん、これは横芝の谷間になります。成田市東和泉地区から代表SYさん、谷間地区から参加しています。成田市芦田地区からはKSさんが谷間地区から参加しています。そして「新利根地区をよくする会」のNTさんは30名ほどで茨城の方から駆け付けるはすだったんですがコロナと言うことで参加できないということでイモート参加するはずだったのですが、それが今日は機械を持って来たんですけども、Wi-Fiの機能がここには無いということで出来ないということです。リモート参加も断念せざるを得ないのかなぁというように成りました。それと「ベイシックインカムの会」SJさんも八街の地から参加されています。本日は時間の許す限りよろしくお願いいたします。

「進行 横田局長」

戸村さん。動画をやりますか。

「考える会 戸村代表」

ほんの少しですけれども、我々の生活環境がどのようなものなのか、もう一度確認して見て下さい。【「動画」航空機騒音で会話ができない騒音下の現状】こんな感じで日常会話のできない位の騒音を浴びている環境であることを、まず念頭に入れてください。

「進行 横田局長」

動画を見させていただきまして、騒音下で生活をされているという訴えもあったと思います。それでは、今日の交渉の仲立ちをしていただきました社民党福島みずほ参議院議員党首の方からご挨拶をさせていただきます。

「社民党党首福島みずほ参議院議員」

皆さん、こんにちは。今日はコロナ禍の中、国土交通省の皆さん本当にありがとうございます。コロナ禍の中で先ほど説明もありましたが、集まり難い中で三密を避けたという交渉になりましたが、第2回目ということで、去年の3月に第1回目の交渉をやりましたけれども、

問題が全然改善されていないので、今日の交渉が生活を守る、先ほどの映像を見ましたけれども、そうゆうことに繋がるように一緒に知恵を出し合って行きたいと思っております。あらかじめ質問事項は投げておりますので、これについて回答していただいて、中身について交渉して行きたいと思います。今日は住民の皆様も国土交通省の皆さんもコロナ禍の中、本当にありがとうございます。有意義になればと思います。福島みずほでございます。

「進行 横田局長」

それでは、事前に各団体連盟の成田空港の機能強化に対する質問を国土交通省を経由してお渡ししてありますので、まずは国土交通省と成田空港会社の方から質問についてお答をいただいて、その後、住民の皆さんから質問や意見を出してやり取りをするという形で進めたいと思います。また、この会場は15時かぎりとなっておりますので、それまでにはなんとか終了したいと思っております。どうぞ進行にも協力をお願いいたします。それでは国土交通省・成田空港株式会社の皆さんよろしくお願いいたします。

「国土交通省 S補佐官」

ただいま紹介にあずかりました国土交通省航空局首都圏空港課におります S と申します。

本日は、こういった場でご説明する機会をいただきましてありがとうございます。

事前に福島先生の事務所の方から、あらかじめご質問をいただいておりますので、各項のご説明をさせていただきます。また、今日は成田空港株式会社さんにも起こしいただいておりますので両者の方から説明させていただければと思っています。それでは座ってご説明させていただきます。


【第1】 前回(2019年3月)の私たちとの「話し合い」での結果、何をどう対応するのか

①前回の話し合いで「やらなければならない事が沢山ある」と国交省は総括したが、それは、いつ頃、どのようにして行ったのか詳しく説明を求める。

②前回の交渉の場で指摘したことが、どのように反映されたのか。

③2019年12月24日に開かれた公聴会で、私達は反対の表明をしたが、2020年1

月31日の工事実施計画の変更許可の判断にはどのように反映されたのか。

【回答】最初の質問でいただきました、前回2019年3月、皆様との話し合いの結果、何をどう対応するのかという項目でございます。まず、一つ目、我々の前任であった水野の方から、先ほど見せていただいた動画だと思いますが、その動画を見せていただいた際に「やらなければならない事が沢山ある」というようなコメントをさせていただいたと聞いています。その中で、やらなくてはならない事、それは多岐にわたる事だと我々は認識しております、これは国土交通省がやるべき話、それと後でNAAさんからも話が有ると思いますが、課せられた責務だとか環境対策、こういった様々な役割分担の基で対応して行かなければいけない、そういった事を我々としてはやらなければいけないことだというようにコメントさせていただいております。その具体的な内容に付きましては、様々ございますけども、例えばで申し上げましたら騒防法とか騒特法に基づく区域の指定を決めましてしっかりと防音対策を初めとします環境対策、こういったものにしっかりと取り組んで行く必要が有るんだと理解をしています。特に50万回というような離発着回数拡大の実現に向けましては、地元の皆様との協力ですとか、あるいわ我々が説明責任をしっかりと果たしていかなければいけない。そういった要素が様々有ると思っております。また、この50万回の達成に向けましては千葉県を始めとして様々な自治体の方々とも協力をいただきながら話を進めてきました。例えば四者協におきましては、確認書という形で今後取り組むべき事項に関してはお互いに確認し合っています。そうした確認書で交わしている事項に関しまして、しっかりと取り組むことによって我々といたしましてもしっかりと取り組んで行く必要があると理解をしております。

沢山の質問をいただいておりますので、具体的な内容につきましては後ほどご説明させていただければと思いますけども、基本的な理念といたしましては、我々は騒音対策ですとか周辺の環境対策というものをしっかりと取り組んで行く必要があると認識を持っております。

「考える会 戸村M」

まだ、やってはいない分けですね。

「国交省 S補佐官」

フェール(失敗)としてはいくつか有ると思いますけれども、例えば騒防法ですとか騒特法の区域指定というものはすでに行っておりますけれども、それ以外、例えば実際に防音工事ですとか今もやって行くべき事項だと認識しています。

「成田国際空港会社 S室長」(以下NAAと記す)

成田国際空港株式会社共生部の S と申します。前回3月の時も参加させていただいており、質問の方にも私の方から「我々に課せられた責務、環境対策をしっかりとやって行かなければならないと改めて思いました」とあるけれど、この理由はという質問をいただいているところでございます。

今、補佐がおっしゃられた事と重なるところでもありますが、当社の責務として引き続き地域の住民の皆様方にご説明と協議を行う場合には、一人でも多くの住民の皆様方に機能強化に理解していただけるよう関係者の皆さんと誠意をもって真摯に対応するということ、また、法律に基づく防音工事、騒防法に基づく防音工事はもとより、関係者の皆様の協力をいただきながら法律を超えた対策も実施することで地域の皆様の環境をしっかりと保全して行くことが我々に課せられた責務であるというふうに考えているところでございます。

具体的には、2018年の10月から深夜早朝対策といたしまして、内窓の設置事業というものを開始しているところでございます。これは法律を超えた対策に成るところでございます。また、本年4月からは騒防法・騒特法の告示がございましたので、発着が50万回に対応した環境対策を実施しておりまして、現在、地区ごとに於きまして順次説明をさせていただいており、そういった環境対策を実施しているところでございます。

当社といたしましては、四者協の確認書に基づきまして引き続き一人でも多くの住民の皆様に機能強化に対してご理解していただけるように関係者の皆様と誠意をもって真摯に対応するとともに周辺地域の生活環境の保全に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

「考える会 SD」

ちょっとマイクいいですか。言っていいでしょうか。

「進行 横田局長」

すみませんが、一回全部回答してもらってからやり取りしたいと思います。一つ一つやっていると時間的には間に合いませんので、最初に国交省と成田空港会社から質問事項にしたがって回答を受けたいと思いますので、よろしくお願いします。

「考える会 SD」

このやり取りだと話にならないので、言わせてもらいたいことがあるんですけども。

「考える会 戸村代表」

時間がないから、とりあえず、こちらから質問を投げているので…。

「考える会 SD」

いつも、あんな様な説明責任をするすると言っていて、いつもその形ですよ。Sさん(NAA S室長)なんかいつもそういう形ですよ!

「社民党党首 福島みずほ参議」

こちらから事前に質問を投げていますので、質問項目がかなり沢山ありますから、それについて簡単に説明をテキパキしていただいて一つ一つというか、大きなタイトルの方もですが、それについて仕切っていただいて、どの部分についてどの質問というので、交渉というか、それが前に進むようにと思っていますので、よろしいですか。ではお願いします。

沢山の質問を投げていますので、それについての回答をよろしくお願いします。

「国交省 S補佐官」

それでは、簡潔に説明させていただければと思います。続いて「第1」の②と③をまとめて回答させていただければと思います。

前回の交渉の場ですとか、公聴会などにおきまして、一番騒音下が激化するというような異見が多かったと承知しています。今回の変更許可に際しましては、そうした騒音が増える要素があるということについて、我々としてもしっかりと認識しているところです。そのため今もお話がありましたようにNAAの方で防音工事の助成が行われておりますし、そうした制度の拡充というところも今般の機能強化に合わせて実施されているところだと認識しています。特に深夜早朝時間帯に対する騒音負荷に関する論点もあるかと思いますけれども、そうした観点には低騒音機に限定した運用を行うとか、そうした更なる騒音対策に取り組むことに合わせて、機能強化を進めて来ておりますので、我々といたしましては、騒音対策それから地元と結んでいます確認書に基づいた手続きをしっかりとやって行くことを踏まえまして航空法の許可というものを行ったということでございます。


【第2】 空港の機能強化の必要性と新型コロナウイルス感染症について

①新型コロナウイルス感染症で訪日外国人が99,9%減少し、成田は国際空港としての機能を失い、回復の見通しさえ立ってない。この状況で、空港の機能強化を進める必要性があるのか。

②現在、航空需要の見通しをどのように考えているのか。また、今でも50万回の航空需要

予測を持っているのですか。

③ 東京オリンピックもなくなり、訪日外国人もなくなったのですから、「B滑走路の延伸」

「C滑走路の新設」「夜間飛行制限の緩和」をどうして推し進めるのか。

【回答】冒頭にも有りましたようにコロナウイルスにより空港の航空需要に際しましては非常に今は厳しい状況に置かれていることは、その通りだと我々も認識しているところです。特に、国際線についてはかなりコロナウイルスにより壊滅的な需要動向になっていまして、国際機関のリヤター?と呼ばれている所からは、コロナ前までに快復するのには2021年というところはありますけれども、国際線需要というものはもう少し時間がかかるだろうというような可能性の指摘がなされていることは我々も承知をしているところです。一方で、また第2波という状況もありますが、国内線需要は、少しは回復傾向に向かっているようなトレントが見受けられて、その中でこれまでにB滑走路の封鎖をしていましたけれども、こちらは解除に至っている所でございます。また、長期的な視点に立ちましたら、コロナウイルスの状況がいつまで続くのか予測することは難しい所でございますが、やはり中長期的視点に立った場合には、やはり航空需要といったものは回復する、回復させて行かなければ我々としてはいけないという考えを持っておりまして、50万回の需要予測を変更するような段階には至っていないと認識をしております。成田空港の機能強化については現時点ではみ直し等を行うことは考えていません。今の回答が項目の①~③までの回答とさせていただきます。

④の政府はコロナウイルスとの共存する方策として「新しい生活様式」を打ち出し、ソーシャルディスタンスの生活様式を求めている。国交省は、機能強化策を強行する

にあたり、感染症と共存する方策はあるのか。

【回答】もっか国交省としては最重要課題だとしていまして、航空需要の低迷と言いつつも

国内線を中心にいたしまして、今、徐々に航空需要の回復の兆しが見えています。そうした

中で我々としましてもコロナウイルスの検査体制をしっかりと構築していくことが必要不

可欠な対策だと思っていますし、そういったコロナ対策は我々航空局のみならず政府全体

として水際対策ですとか、基本的な視点からの検討というものが行われているところでご

ざいます。成田空港に関して申し上げますと、まさに厚生労働省などの関係機関と連携しま

してコロナウイルスのチェック、検査を行う体制の強化、あるいは成田空港にPCRセンタ

ーといったような検査体制を強化する取り組みを行いながら、航空需要が増えて来た場合

であっても、迅速かつ適切にコロナ対策の検査を行えるような体制強化に努めてまいりた

いと考えています。


【第3】 騒音環境対策について

①2018年11月、千葉県環境生活部大気保全課は「平成29年度 航空機騒音の測定結

果及び環境基準達成状況について」を発表し、成田空港周辺にある89の騒音測定局の内、

環境基準達成局は51局で61%の達成率であると報告している。しかし、NAAは環境基準を100%達成したと言っているが詳しく説明しろ。

【回答】まず一つ目の項目ですけど、環境基準が100%達成してないというご指摘ですけれども、その点に付きましてはご指摘の通りでございます。千葉県さんがホウムページなどで公表しています環境基準の達成状況に関しましては、2016年は58%というご指摘ですけれども、徐々にではありまが年々この達成割合というものは増えているというような認識でございまして、私の調べた限りでは平成30年では63%まで拡大して来ていると理解をしているところでございます。いずれにいたしましても環境基準という所でありますので、しっかりそこの基準が守られるような取り組みは重要だと認識しております。その中で、騒音対策ですとか環境対策に付いては引き続き取り組んでまいりますし、まだ環境基準を満たしていない所はまだあると我々も承知していますので、しっかりと防音対策等取り組んでまいりたいと思っております。

本来であれば達成が望ましいということでありますが、我々といたしましてもこの状況が良いと言っているつもりはありません。で、しっかりと環境基準が満たされるように精一杯頑張ってまいりたいと考えております。

②成田空港以外に「低騒音機」と呼ぶ空港は他にあるのか。「低騒音機」とはどんな機種を呼び、「低騒音機」でないのはどんな機種を呼ぶのか。

【回答】低騒音機の定義ですけれども、様々あると思いますが、例えば羽田空港では新しい経路が導入されております。この新経路の導入に際しましては、その中の経路では低騒音機という航空機に制限をかけるといったような取り組みが行われており、羽田空港ではそういったものが含まれているというものでございます。それはどういった航空機なのかと言うことですが、成田空港の場合に於きましては、騒音インディックス指標がございまして、その指標で言いますところのA~Cというものがございます、A~Cに相当するものが低騒音機というものに位置づけをしております。具体的に申しますと例えば、一番新しい最近のボーイング787というのが低騒音機に該当するものでございます。あるいはB737という小型機ですとか、或いはボーイング777というような大型機も低騒音機のカテゴリーに入るものになります。一方、それ以外の物と言いますとボーイング747というような大きな航空機ですとか、それと今、使用率が無くなって来たND11ですとかA330そういったものが低騒音機では無いそういった具体的な機材比の構成になっているところでございます。

③成田空港でも騒音軽減の着陸降下角度3,5度や3,45度降下飛行を行え。

【回答】ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、羽田空港の新しい飛行経路、南風が吹く際の到着経路で、天候が良い場合に限り、通常は3度での降下ですけれども、こちらを3,45に引き上げるということでございます。これはまさに質問でご指摘されている通り騒音対策の一環といたしまして角度の引き上げを羽田の方では行われています。一方、成田の方に於きましてはこうした角度の引き上げというもなは行われていません。通常の3度と言われている角度での降下が行われています。これまでは地形的な要因ですとか、その下の状況に応じて角度を3度から3,45度に引き上げているというような事例がございましたけれども、今般、羽田空港におきましては、角度を引き上げるという取り組みを行っていまして、その他空港の展開に付きましては羽田空港の運用状況ですとか騒音の軽減効果などを分析した上で慎重に検討してまいりたいと考えております。

④成田は全国に在る85ヵ所の民間空港と比べて、どう思うのか。

【回答】羽田空港が機能強化されて発着回数が約50万回を達成している状況でございま

すけども、まさに羽田空港に匹敵する発着回数、回数ベースで言いますとトレベルの回数

なんだというような状況でございまして、それに伴い騒音影響が拡大するということにつ

いてはやはり、50万回という我が国の首都圏空港の規模に相当するような発着回数まで

拡大して来たという認識をしています。こういった50万回を達成するためには騒音対策

を初めとする環境対策というものがセットでやって行かなければいけないという認識でご

ざいます。そういった所をしっかりと取り組んで行きたいという考えをもっております。

⑤騒音下地域住民だけが犠牲(我慢)にならなければならない理由を説明をしろ。

【回答】今回の機能強化でございますけども、その中で騒音影響下の皆様が特に我慢と言いますか、犠牲にならなければならないのは何故かという所でございます。今般、新しい滑走路の新設ですとかB滑走路の延伸などを行うことにより、騒音の影響の範囲が広がることに付いては、私自身も心苦しく思っています。騒音が増えることに対する対策は、我々としては果たさなければならない使命、役割だと認識をしています。そういった騒音が増える要素に対しましては、騒防法・騒特法こういった法的な枠組みのみならず、周辺対策の法の外での騒音対策を含め、しっかりとした対策が必要だと我々としても□□にのっとった対応をして行きたいと思っています。

⑥NAA資料によれば茨城県稲敷市上空の高度は約720m(約2400ft)と記載され

ているが間違いないか。また、現稲敷市や河内町の騒音対策を説明しろ。

【回答】「環境影響準備書のあらまし」の中で高度が少し違っているのではないかという指摘でございます。あらましの中で紹介している高度というものは、まさに経路の標準的な飛行コースということでございまして、その旨は当資料の中にも註釈形で記載させていただいているところですけども、やはり標準的ではない飛び方という物も有るのかもしれませんけれど、この環境影響表に基づく評価の中で、我々としてもその影響というものがどのようなものなのかという所をしっかり分析させて頂く原型といたしまして、標準飛行コースというものを採用させていただいたということになっています。また、後半の部分で稲敷さんの騒音対策の詳細ということでございますが、防音サッシの取り付けですとか、空調機の設置等の防音対策が各市町さんの方で実施されているものと承知をしているところでございます。


【第4】 住民を守るという「騒特法」「騒防法」について

①「騒特法」「騒防法」は、住民を守る法律と言っているが理由を説明しろ。

【回答】先ほどと重複する所もございますけれども、騒防法・騒特法というものが空港周辺の防音対策の根底となる法律でございますけれども、やはり成田空港に於きましては、歴史的な経緯もございますし、また、騒音の影響が大きいというような、今回の機能強化は50万回に拡大するに伴う影響もあるということでございますので、こういった法律の防音助成ののみならず、法に捉われない防音対策ですとか、或いは地域振興にも取り組んで行くということが機能強化には必要不可欠なんだと理解しているところでございます。

②国交省は騒音対策で「成田はかなり上乗せして対策をしている」と言っているが、上乗せ

している対策とは何だ。

【回答】上乗せしているという所ですけども、今申し上げた法律以外での防音助成とか地域対策といった所もございますし、また、周辺対策交付金という形で周辺のインフラ整備に充てていただけるような制度ですとか、あるいは成田財特法という形で自治体様の公共工事に伴う負担を軽減させるような、そういった取り組みなども合わせて実施をさせていただいているというようなことなんだろうと考えています。

続きまして、③前回、見せた動画では、経路下から800Mも離れた場所にまで70デシベル以上の数値が出ていた。この結果はNAAが発表した結果とかなりの乖離(かいり)があるが、どう対策を立てるのか。

音の乖離ということで、動画で示しいただいた70デシベルと実際のコンターとの違いが

あるということでございますけれども、音の計り方といいますか指標というのは色々あり

まして、動画でお見せいただいた数字というものは、いわゆるリアルタイムと言いましょう

か、音を計りながら表示がされるような物だと思っております。一方、騒音コンターでござ

いますけれども、これはエルデンと言われているような指標を用いた表現の仕方を行って

おりますので、動画でお見せいただきました指標とエルデンという数字との違いというも

のは出てくるのかなという認識はしております。

④茨城県稲敷市役所の環境課は2018年8月2日から8日の一週間(168時間)にわた

り、NAAの測定局の隣りで騒音測定を行った。その結果、70デシベルを超えた騒音回

数は242回余りもあったにもかかわらずNAA測定局では100回という報告だ。

空港の機能強化を進めるにあたり、都合の悪いデータは隠蔽し、または改ざんし、その結果強引に推し進めている空港の機能強化策を国は認めるのか。

【回答】稲敷市の測定された結果と、NAAさんの測定された結果が大きく違うということでございますけれども、現時点で私の方でも稲敷さんがどのような目的ですとか、結果がどういったものだったのかというものを、この場では確認ができておりません。まさに、先ほども申し上げた通り、音の計り方ですとか表示の仕方というものは様々にございまして、そういった考え方の違いなのか、機器的な問題なのか、そこは私自身も分かりかねないんですけれども、騒音測定結果というものは、運用状況を確認して非常に重要なデータで有りますし、それに改ざんがあったといういようなことはあってはならないことだと認識しています。もう少し具体的な要因といったようなことは明らかではありませんが、我々としましては、騒音の測定というものをしっかり果たし、それを公表して行くということが必要なんだと思っております。


【第5】 A滑走路で先行した1時間延長飛行について

①住民の睡眠に配慮することのないNAAの姿勢に対し国としてどう思いますか。

②2019年10月18日、空港周辺住民団体の「成田空港運用時間拡大計画の白紙撤回を求める連絡準備会」が経路下・騒音影響下住民に対し「深夜・早朝の航空機騒音についてのアンケート」の集計結果、「少し影響がある」「大いに影響がある」と答えた住民は90%、また、1時間延長飛行の問いに、絶対に止めて欲しいと答えた住民は68,9%にもあった。この結果を国交省は、どう受け止めるのか。

【回答】この項目は①②いっしょの回答とさせていただきます。まずは騒音影響が先行しているという所でございますけども、この点については、先ほどと繰り返しになりますが僕自身もそこは心苦しく思う所が有ります。一方で、夜間制限の緩和ということですけれども、LCCの運航とか、航空貨物のネットワークこういったものを維持拡大して行く観点からは、夜間制限の緩和というものが我々としては必要であるという認識を持っています。その必要性についてしっかりと説明責任を果たし、それに伴う環境対策といった所も取り組まなければいけないと認識しています。まさに騒音対策に付きましては先ほどから申し上げている通りですので、説明をかつあいさせていただきますけれども、騒音対策をしっかりやり、また、夜間飛行の緩和に付きましては、低騒音機に限定するですとか、低騒音機を優遇する着陸料の体系ですとか、そういった騒音対策にしっかり取り組んでまいりたいと考えています。


【第6】 スライド式運用について

①深夜早朝の騒音対策(睡眠の確保)として、「スライド運用」は、経路直下を中心とした考え方であり、南北に存在する谷間地区やその延長線上の地域では静穏効果は全くない。国として全ての住民の睡眠確保をどう考えているのか。

②スライド運用の「遅番」と「早番」の入れ替え期間はどれ程の間隔を予定しているのか「入れ替え間隔」をはっきり答えろ。

【回答】谷間地区ですとか、あるいは左右に分かれるだけだということで、騒音環境が確保

されないということで一点目にご質問をいただいております睡眠の確保ということは、当

然に必要と言いましょうか重要な課題だと認識しております。今般の機能強化に際しまし

ては環境影響評価法に基づく評価というものを行っておりまして、まさに科学的知見に基

づきまして、睡眠などの生理的な影響ですとか、圧迫間、不快感は心的な影響、あるいは物

的な影響というような所について評価を行っておりまして、基準自体としては、今下がって

るという評価を実施しており、それは50万回に向けて、この機能強化をやって行く中でモ

ニタリングもしっかりとやらなくてはならないし、状況についてはしっかりと注視してま

いりたいと考えています。


【第7】 落下物のある経路下の生活について

①飛行回数が50万回となると落下回数も増え危険度は計りしれない。国として人命にかかわるこの問題をどう対処するのか。

【回答】今回、この機能強化に際しまして、国の方で落下物総合対策パッケージというものを2018年に策定して、この中で落下物基準と世界に類の見ない基準を設けております。この基準に付きましては、日本の航空会社に限らず海外から日本に訪れる航空会社にも同様にこの基準を適応するということで落下物対策の強化を義務化しています。また、基準というものがハード、いわゆる航空機の対応にのみならず、点検体制もしっかりと取り組んで行くような事も織り込んでおりまして、このハードとソフトが一体となった対策強化をしてまいります。また航空機が空港に到着した後に機体のチェックを行うことで、未然に落下物が起こらないような対策、こういったものをしっかりと取り組んで行く必要性があると理解をしています。

②氷塊が発生する原因と、航空機から氷塊が落下する原因を説明しろ。

【回答】落下する原因ですけれども、一つ主な要因として挙げられるのは、航空機から排水

される給水バルブという所に氷等が発生しやすい事案等が起こっているということについ

ては認識をしています。今回、先ほど申し上げました落下物対策パッケージ基準の中でござ

いますけれども、こういった発生原因をしっかりと特定いたしまして、例えば排水バルブの

氷塊付着に関しまして、その部位にヒーターを付けることによって、あらかじめ氷塊が付か

ないような、そういったハード面を構築するというような事も実施させていただいていま

す。


【第8】 騒音による疾患について

①国交省やNAAは成田空港の機能強化を進めるにあたり、騒音下住民が騒音によって健康を害さないという根拠を科学的知見に基づき説明しろ。

②低周波音の振動により騒音下住民が健康被害のおそれが無いか科学的知見に基づき証明しろ。

【回答】こちらは①と②をまとめて回答させていただければと思っております。

騒音影響による健康を害さない科学的な根拠ですけれども、先ほども少し申し上げました通り、機能強化に際しましては環境影響評価に基づく評価というものを行っていまして、各項目が色々有りますが、その中で睡眠とか、心理的な影響等について評価を行うということでございます。そういった分析に基づけば基準が下回っていると認識しています。


【第9】 成田空港の航空法改定のための「公聴会」について

①国交省は航空法を改定するため公聴会を、師走の24日に急いで行うことの緊急性や必要性を説明しろ。

【回答】公聴会を昨年の12月に行った緊急性ですとか必要性と、いったようなことでございます。まず、成田空港の機能強化に付きましては、平成30年3月に四者協において合意が決まったところでございます。その後、昨年の冬、1年半がそこから経過しておりまして、その中で環境対策ですとか地域振興というものが、いつ実現されるのかといったような不安や心配の声というものが関係自治体のみならず、地域の皆様からもいただいています。その中でもとりわけ機能強化において移転対象になられる方におきましては、将来の生活設計ですとか、移転補償の開始時期ですとか、そういった切実な声と言いますか、大きな関心が寄せられていた状況の中で関係自治体の方からは、こう言った希望に基づく変更許可に関する早期着手を要請されていたというような背景がございます。それらの背景に加えまして我々としても必要な手続きを行っていく中で、昨年の12月に公聴会をさせていただく運びになったというところでございます。

②口述人は「賛成27人」「条件付き賛成5人」「反対6人」の内訳だが、賛成の口述人は、空港関係の事業者であり、金儲けをもくろむ会社組織と被害住民の悲痛な口述とは天と地ほどの差があると思うが、その点を国交省は、どのように考慮したのか。

【回答】公聴会は様々な方が公聴せれますけれども、その中で、空港関係者、住民の皆様方のご意見の取り扱いに関する質問であります。まず、公聴会の趣旨は多数決を執るような性質というよりかは利害関係者から様々な意見を口述していただくのが公聴会の趣旨であると理解をしています。その中で、それぞれの立場が当然に有るかと思いますので、それぞれの立場からの意見が述べられ、その中で住民の皆様からいただいた意見に付いては、特に騒音の影響が心配、懸念される声だという背景の基、意見をいただいているものだと理解をしていまして、その点に付いては我々としても真摯に受け止めなければならないと理解をしているところでございます。決して何か、肩入れと言うか、どちらがどうなんだと言うよりかは、それぞれの背景に基づいて、どういった意見だったのかということを伺わせていただいたということでございます。

③国交省は、NAAから申請があった「成田空港の施設変更申請」を2020年1月31日に許可した。それについて、新聞記事では「地元関係者から意見を聞く公聴会を開き、許可に支障がないと判断した」と報じている。支障がなく許可した理由を説明しろ。

【回答】我々といたしましては、航空法に基づく手続きが必要だということで、今年の1月

31日に許可をさせていただきました件に付きましては、所定の手続きを経まして、その上

で関係自治体の皆様と連携をしながら変更許可に至る経緯をとってまいりましたので、そ

うした観点では支障が無いという見解でございます。けれども、それは騒音が無くなる話で

はございません。そこに付いては防音対策ですとか環境対策等をしっかり取り組んで行か

なければならないと認識をしています。


【第10】 空港周辺市町に与えられる交付金について

①交付金の算定方法と各市町に割り当てられる金額を説明して下さい。

【回答】交付金の算定方法、それから各市町に割り当てられる金額の算定方法につきましては、告示において、その総額を算定する計算式を定めています。その要素となりますのは、騒音区域の中に居る世帯数ですとか、着陸回数などから総額を算定するような計算を行っています。その上で総額から各市町に配分と言いましょうか、配るということになります。この配る方法としまして行政として大きく2つに分けています。1つは、各市町の世帯数の要素、こういったことに基づき配分をさせていただきます。それから対象自治体の当年度中に行われる事業に基づいて配分されます特別交付金、大きく分けて2つ要素から各市町の方に総額に基づいた配分が行われます。

②拡張される空港の敷地に対して固定資産税が入るとすれば当該市町には、およそどのくらいの税収が見込めるのか。

【回答】各自治体の方でだしている評価額の基で支払うということになっていますので、この場では明確に答えることは困難です。


【第11】 NAA発行の「環境影響評価準備書のあらまし」の、4ページ「成田空港の機能強

化に関する協議の主な流れ」について

①NAAが発行した「環境影響評価準備書のあらまし」の4ページ、「これまでの経緯1」「四者協議会等の開催」の表」の最初に「2014年1月15日、県内3団体、成田市内3

 団体が国へ第3滑走路建設要望」と書かれている。

要望書を提出した千葉県内と成田市内の計6団体の団体名を開示しろ。

②「成田空港の機能強化に関する協議の主な流れ」の表中に「成田第3滑走路実現する会」という団体が表資料内だけでも5回の要望書を提出した記載がある。

  一方で「空港の機能強化案から生活を守る会(代表=戸村智)」や「騒音から生活を守る会(代表=SN)」も国交省に要望書や署名簿を提出しているが、なぜ、推進団体だけを取り上げ、機能強化策に異議を唱える住民団体を排除しているのかその理由を説明しろ。

【回答 NAA】千葉県内の団体は、千葉県経済同友会、千葉県経済協議会、千葉県経

営者協会。成田市内に付きましては、成田商工会議所、成田市観光協会、成田市空港対策協

議会の計6団体が2014年1月15日に国土交通大臣宛に要望書を提出されたというふ

うに承知をしております。また、②の機能強化に付きましては住民説明会で頂いた意見であ

りますとか、関係団体からいただいた様々な要望等を踏まえ、成田空港の国際的な競争力の

確保、地域住民の生活環境保全の両立を図る観点で見直しを行うなど、皆様の協力を得られ

るよう関係者と共に協議を重ねて来た結果、四者協におきまして最終的な結論が出たもの

であると承知をしいるところでございますので、ご理解をいただければと存じます。

③ 四者協議会の構成メンバーに、茨城県の関係者を排除した理由を答えろ。

【回答 国交省 S補佐官】我々としては、特別に排除することだはございません。各自治

体との協議といいますか、意見交換を行う場というのは様々に有ると承知をしていまして、

その中で四者協の中では四者協議会の関係者の皆様と意見交換をさせていただいておりま

すし、別途、茨城さんの方でも優劣を付ける事無く同様に意見を交換させていただきながら、

この空港機能強化に取り組んで来たというしだいです。

我々の説明は以上とさせていただきます。


(後編)


「進行 社民党 横田総務企画局長」

それでは、今日いらっしゃっている皆様から様々、今の回答に対する部分も含めてご意見や更なる質問があるかと思いますので、質問のやり取りの方に移りたいと思います。では発言をしたい方は手を挙げて下さい。

「考える会 SD」

まずは、皆様(国交省・NAA)は自分のポジションがあって、ここに来られていて、毎度そうですけども我々の話を伺って、向こう(会社)に持って行きますと、いうことで、その話がその後どうなったのか、我々としても分からない部分で、そこから全くはっきりとしたものが返ってこない。で、不安な気持ちで日々を送っているところでございます。しかし、あなた方は仕事で来られているんでしょう。けど、我々は死活問題として仕事を休んで来ていることを、しっかりと受け止めて下さい。ただ単に我々の意見を持ち帰って,そのままにするんじゃなく、してくださってはいると思いつつもその辺はすごく感じる所です。自分としては言いたいことが沢山あるのですが、話し合いの基本姿勢というのが我々は皆さんと立場が違うので、それという部分が有るのかも分かりませんが、いつも感じてならないのです。例えば、これに関ししてもそうです、誰のための公聴会であったのか、勿論、被害を被る不安を抱えている我々住民に他ならない分けじゃないですか。それがまだないがしろにされているように感じてなりません。先ほど説明させていただいたわけですけれども、やはりそれもそちら側の都合で師走に断交するというか、すごく姑息で汚いというか、我々が質問書で書いてある通りなんですよ。結局は住民が参加出来ないような時期に行っているわけです。過去においても同じですよ。我々、芝山の住民が色々な説明会を聞きたくても、なかなか聞きに行けない時期に行ったり、適当に流されたりという部分で、やっぱりその辺はどうなんでしょうね。これは私からするとコソクに感じます。ですから私が冒頭に言いたかったのはそこなんですよ。ただ単に、この場が過ぎればいい、意見を持ち帰ればいいというところを感じ、前回も私は参加させていただいた分けですが、そう感じるわけですよ。ですから、もっともっと親身になって考えて欲しいといつもいつも思うことなんです。

Sさん(国交省S補佐官)は、そこに住んで居るわけじゃないですから対岸の火事とうい気持ちは拭いきれないというかいがめないでしょうけれども、今度、友達になっていっしょに住んでみましょうか私の家に、そうするとどのくらい大変だということが分かるんだと思うんです。そのくらい親身になって考えてみて下さい。自分がその場の人間ではないから、ただ形を整えて帰れば良いというじゃなくて、死活問題ですから是非そういう姿勢でやって下さい。

「社民党 福島みずほ議員」

2019年12月24日はクリスマスイブだし、年の瀬も迫っているし仕事納めも近いじゃないですか。この日程そのものが問題ではないか。大掃除や子供の終了日であったり、家族の日であったりで年末が押し迫ったところでやる、公聴会の日程そのものに何か問題があるのではないか。それから口述人が賛成27人ですが、空港事業者というものが賛成で口述人として入っているのは利益相反行為で問題じゃないですか。どうですか。何人ぐらい居たんですか。或いは賛成人の一覧表があればいただきたいのですがどうですか。

「国交省 S補佐官」

今、手元に具体的に誰が賛成反対ですとかのリストを手元に持ち合わせておりません。


※「考える会」の方で持って来ていた口述人リストをプロジェクターに映す

「社民党 福島みずほ議員」

私の質問は、空港事業者とかの利害関係のある事業者を口述人として選定することは、公平性から見て、問題ではないかという点ではいかがですか。

「国交省 S補佐官」

公聴会の趣旨でございますが、これはまさに航空法に基づく公聴会でございまして、それに参加できる対象の方については利害関係者が公聴会に参加することが可能です。それは航空会社もそうで有りますし、住民の皆様も同様に対象者の中に含まれておりますので、法的には問題ないところでございます。ただ、おっしゃる通り航空会社だったら賛成の立場をとられる、これは背景と言いますか…。

「成田市 OK」

もういいよ。分かった。次に行こう。

みずほ先生がいらっしゃいますよね。端的に言います。コロナ禍になって今回の機能強化策を変更しないのか。私は、今度のコロナ禍で最大の原因を作ったのは飛行機だ。そこで空港の経営から始まって、全てを見直してこのコロナ禍を一掃するためにも空港政策のとりわけ成田空港の機能強化策は見直しがあってしかるべき。このことに付いて補佐、今日はみずほ先生がおられますから是非答えて下さい。見直す考えが有るのか無いのか。

「国交省 S補佐官」

私も補佐という役職でございますが、この場で何か撤回をするとか取り止めるというような話というのは、こういう組織の話でありますので、中々申し上げられないのですが、個人的な見解を述べるのはこの場では望ましいとは思いませんので、だかこそ、この場で撤回するですとか何か新たな…。

「考える会 SD」

もう少し落ち着いて聞きましょうよ。

私も先ほどの件、福島先生も言って下さいましたけれど、まだ自分は納得してないんですけれども、師走にあのような面々を集めて賛成が多数だというような形で、我々としては全く納得が出来ないということなんですけども。その辺の話し合いの可能性は…。

「社民党 福島みずほ議員」

今、コロナ禍の中で飛行機の便数があきらかに減っていて、しかも、第2第3波も来る可能性がありますよね。オリンピックやカジノにしても不透明になって来ている。そういう中で国土交通省として、今までの路線を変更することをしっかり議論してもらえないかっということなんです。リカバリーもそうだけれども、フランスあたりはエールフランスに支援するとして、成田は国際線をバンバン飛ばすことが良いのかどうかの議論がフリーリカバリー?で起きているじゃないですか。つまりCO2も出すし、色々な騒音も問題で、このコロナを受けた私達の生活を見直すとすれば、今までの路線では無い路線を考えて欲しいということなんです。それは国土交通省自身は難しいのかもしれないけれども、こういう機会に声を聞いて投資であれ便数であれ成田・羽田の機能強化というものを見直すべきではないかと思っています。

気候危機に対する産業・経済・社会を今までとは違い形で行うべきだというのであれば「立場ではありません」と言うのでは無くって国土交通省こそこの問題を真剣に受け止めて議論すべきではないですか。

「国交省 S補佐官」

今、先生がおっしゃっていただいたシケンというのは非常に重要だと我々自身も認識していますし、この場以外でも様々なご意見をいただいておりますので、そのご意見が有るということは承知しております。ただ、一方で今、成田空港・羽田空港をセットで機能強化を進めている話でございますけれども、これは国土交通省が決めたという話も有りますが、これは国交省だけで決められるような話ではございませんので、これはまさに関係自治体もそうですし、NAAという空港会社もそうですし、多様な関係者との協議を重ねた結果、空港機能をやって行こうというような運びになっているところでございます。そうした中でコロナの影響というものについては、おっしゃる通り非常な壊滅的航空需要をもたらしていると思いますし、また、一方で環境の影響ということで航空機を控えなければいけない。そういったホウョウ?というものも航空局の中でもそういう認識はございます。それは、それぞれそこだけを見てはいけないと思っていて、今後、中長的視点に立った時に日本という国が少子高齢化、あるいは人口減少という世の中になって来た時に、活力というものをこの日本に人口減少においても取り込んで行く必要性が有ると私自身はおもっています。これは決して成田だけではなく羽田だったり他の空港も同様でございますけれども、そうした成長量を重ねることによって、我が国の将来の議論にも繋がる話でございますので、そこは慎重に議論して行かなければならないという課題だと認識しています。

「社民党 福島みずほ議員」

是非、国土交通省だけではなく、色々な所とも関係するでしょうが、やっぱりリカバリー(立ち直り)の観点から航空行政そのものを見直すということを是非お願いいたします。また、議論していければと思いますが、皆の思いもそうだと思います。コロナの前と後では経済政策、社会政策、飛行機に対しても全然違うでしょうということは是非受け止めて下さい。

よろしくお願いします。

「考える会 代表戸村」

それに、我々が住民説明会でお願いされたのは、20年台に訪日外国人が30万人になる。そして2030年には40万人50万人というふうに増えるから機能強化をさせてくれと住民説明会で頭を下げられました。その前提が崩れたんだから、ここは白紙に戻すか凍結にするべきでしょう。工事を進めるというのはおかしいでしょう。今の時点でコロナが流行る前の25万回まで到達した段階で再度考えれば良い話で、そこまで今後の需要が見通せない中で、なんで工事が進んでいるのか。おかしいでしょう。

「成田市 OK」

補佐。あなたの説明の中で睡眠時間とりわけ夜間飛行については、環境調査によって問題は無い。環境大臣小泉さんに成田市は3年前から夜間騒音問題を調査して記事も明らかにしてくれと、私達住民は、公的機関の環境基準が出ればそれに従う。しかし、それも出さないで一方的に夜間騒音は内の地区は良いだって言われても納得が出来ない。だから勘違いしないで下さい。この間の環境調査によってクリアしたというのは本当ですか。小泉大臣に対して成田市のものはいったいどうなっているんだ。これは、みずほ先生、成田市が市議会上げて決議を出したんですよ環境調査。私達はいい加減なことは言ってない。是非、よろしくお願いします。

「社民党 福島みずほ議員」

今、二つの論点についてそれぞれ意見が出たんですがいかがでしょうか。

「NAA S室長」

環境省の方から成田市に夜間の騒音影響を加味した基準を策定するようにということで、何年かに亘って、ご要望に至っていることは、私の方でも事実として承知をしています。

現在は法律上はエルデンというのが基準に成りますので、我々の環境対策はそれに基づいてやっているところでございますし、もう少し言えば、エルデンの「N」はナイトのNでございまして、夜間は重み付けをした上で評価しておりますので、夜間の騒音影響の大きさというのは十分に加味した基準に現在でもなっているのではないかと考えております。

「考える会 代表戸村」

6番のスライド運用について。

(NAA資料引用)

AとBとCランが造られれば遅番と早番という感じで5時から始まって最終的には12時半あるいは弾力運用となれば1時まで飛んで、我々の睡眠が静寂するは、たったの4時間しか無いということで、これがスライド運用の仕組みになっています。

真ん中が成田空港になります。

(NAA資料引用)

このように銚子沖あるいは旭市の上空を通って霞ヶ浦の下を通って北側は滑走路の直線コースに入ります。南側は海まで出てそこから方向付けをしている航空路図です。で、とりわけ今回、茨城の稲敷さんの住民があいにく起こしにはなれなかったんですけども、ここが彼らの住んで居る稲敷地域なんです。ここはほぼほぼ対策範囲になって無い。そしてここのなって無い地域が

この様な航跡なんですよ。

(朝日デジタルNAA提供図を引用

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20181101006164.html)

真っ赤に鼻血を吹いている訳ではないですが、こういうような航跡の下に人が住めると思いますか。皆さんどうでしょうか。これがコロナの前の航跡です。これが倍の50万回となればこの下はどうなりますか?

これはAもBもスライドもないでしょうこれは。どうします。これを。どう考えます。先ほど誰かが言ったようにここに住んでみれば分かりますと言った。そうゆうことなんですよ。酷(ひど)いですよここは。ここはじゃなくてここも。ここは上空を航空機が旋回するんですよ。旋回して音がず~と残るんですよ。そして羽の下のエンジンは緩めて上のエンジンは噴かしますからこのように旋回して行くんです。だからとてもじゃないがうるさくて居られないと言っているんです。こういうような航跡を見てどうします南側は海の上で右に行ったり左に行ったり航路を決めていますが、このように北側の稲敷郡、そこには民家や小学校中学校幼稚園みんな在りますよ。これでスライド運用など関係ありますか。それは机上で考えた人の空論話ですよ。

「考える会 SD」

お願いだから親身になって考えてみて下さい。すごい事なんですよ。立場がそういう立場かは分からないが上からの命令を受けて仕事に来ているのは分かっているけれども、すごい事なんです我々にとっては、分かりますか。

「考える会 代表戸村」

朝5時から深夜1時までですよ!20時間ですよ! 一生ですよ!□□全部ですよ!これで我々が引き下がったら、このまま騒音の下で我慢して病気になりながら氷が落ちながら部品が落ちながら暮らさなければいけない。こんな事を許せますか!

「考える会 戸村MS」

内陸に空港を造ること自体おかしいはずだ。内陸に空港を造っておきながら20時間も飛行機を飛ばすなんてふざけているよ。それはないよ。住めないよ。それをあんた方はもっと真剣に考えて下さい。お願いしますよ。

「考える会 代表戸村」

止めようよもう。絶対に内陸で無理だよ。50万回なんて20時間飛行なんて。無理。無理無理。絶対に無理だよ。

持ち帰って大臣やら誰でも決められる人に無理だって言って下さいよ!

「考える会 MK」

先っき回答をもらいましたよ。これまで言われていることは、騒音に文句を言う住民に対する対策でしかないでしょう。内窓をつくりますエアコン代を出します。騒音本体の対策というのは目覚まし時計がうるさかったら目覚ましを止める、猫がうるさかったら猫パンをあげて餌をやって黙らせるんですよ。騒音対策というのは音そのものをいかに小さくするか減らすか止めるか、それが騒音対策なんですよ! それを今から50万回にします、そんな空港はないでしょう‼空港会社がそんな話を持って行って銀行にお金を借りに行ってらっしゃい、絶対に貸してくれないから。コロナの状況で…。

私達は、コロナの中で静かなのは何十年ぶりかに知ったんですよ。こんなに静かなんだ。

騒音対策というのは、騒音の基をどうにかして下さいということを私達はず~と頼んでいるんですよ。住民説明会から何から…。騒音の元、飛行機の回数、飛行機の音の大きさを小さくして下さい。回数を減らして下さい。時間も減らして下さい。その事の回答は何も出てきて無いんです。持ち帰って相談して下さい。

「考える会 代表戸村」

次に落下物の話をします⑦番です。この航跡の下では、時より落下物が有ることは新聞をにぎわせています。

それは氷塊であったり、航空機の部品であったりして、時には屋根を突き破ったりする事例もあります。これが農地や山林、また人の上に落ちないところが奇跡なのかは分からないですけれども、そういう状況で常に氷が落下している状態として考えていいのかな? 

それで

稲敷市の中山という所にこんなに大きな氷が落ちたと、で、民家の庭先の洗濯物の物干し竿に直撃して物干し竿がクラッシャーした。で、左に有るのはNAAさんが出した報告書なんです。それでこの様に内容の分析が行われているんですけれども、最後の所に、これほどの落下物を落としておいて、「A滑走路に着陸して来た残りの航空機はユナイテッド航空が1機、日本航空が1機であるが、これらは証言の時間付近に当該地点上空を飛行していることと思われる。この2機に係わる航空会社からの回答ではユナイテッド航空機の発地において積雪があったことの報告があった。日本航空からは特記すべき報告は無かったと、それで、まとめとして氷塊の分析結果によれば、本件氷塊は何らかの原因で航空機に付着した可能性が高いと推定されるが航空機を特定するにたるものは得られなかった。そして、航空機からの回答ではユナイテッド航空機から発地において積雪があったという報告があったが科学的分析の結果からは氷塊形式の原因が積雪よりものかどうかは判断できない。このため当該地点に氷塊を落下せしめたと思われる航空機が2機の内どちらかを特定することは困難であったというまとめをしている。ということは、分からないということですよ。ようするに氷塊だろうが航空機の部品だろうが、それによって人が死んで「分からない」では済まされないでしょうこれ。

これは、仮に先ほど言った氷を解かすシステムを導入するような話をしていましたけれども、それは氷塊が又は部品が落ちると分かっていてやるということは殺人ですよ。これは…。

そう思うでしょう。航空機が何かを落とす、そこには民家が在る人が居るって分かっていてそれをやるんだから殺人じゃないですか。でしょう。それが25万回時の航跡、それでこれから50万回になるんでしょう、先っきの落下物があってあれが25万回の時だとしたら、あれの倍になるんですよ。人に当たりますよ。死にますよ。

これが羽田だったらどう思います。ここの下には人が密集していますよ。それを貴方達は分かっていてやるんですね(飛ばすんですね)。殺人ですよ。分かっていてやるっていうことは、飛ばすんだから。

本当に25万回、我々騒音直下の人、そして茨城の人、そしてまた羽田もやろうとしているのならば羽田も同じような事が言えるわけじゃないですか。どうするのこれ。本当にやるんだな。部品が落ちる氷が落ちる首都圏空港50万回50万回で100万回どうするの。はっきりと明確に答えて欲しいですね。下に人が住んでいる、絶対に氷をおとさないようにします?できますか。約束しますか。

「国交省 S補佐官」

羽田の新経路でも同様の落下物が起きたらどうなるのか。被害状況は把握しているのかとか様々、羽田も成田も両方とも落下物に対する強い懸念の声が有るということについては我々としても承知をしているところでございます。なので、先ほど申し上げた通り「落下物対策パッケージ」というものを航空会社と連携いたしまして、こういうパッケージを設けまして航空会社に対しましては、落下物対策の義務付けを行うということでございまして、世界に類をみないような規準とも言われているような取り組みでございます。

「考える会 IT」

それで落下物が無くなるんですか。世界に類を見ない落下物対策で実際に落下物が無くなるんですか。構造上の問題じゃないんですか。

「国交省 S補佐官」

落下物の問題は様々あるかもしれませんけども、そういった事例ですとか点検ですとか、しっかりと支えながら航空機の安全的な運航を行っていくというのが…。

「考える会 MK」

航空会社が、そんな安全性に本気でお金を掛けて人を掛けてやれると思っているの!

「国交省 S補佐官」

この落下物対策というものは、航空法に基づいて航空会社に義務付けを行うことでございますので、航空会社…。

「考える会 MK」

そんなこと言っても落ちているじゃないの!

「考える会 代表戸村」

航空会社に責任を転嫁するんじゃなくて、これは国交省、NAAが責任持って飛ばしているんだから、これはあなた方の責任じゃないの。これは。

俺なんかその下に地面を耕しながら住んでいるんだよ。騒音だけじゃ無いんだよ怯えるのは。それで命を取られたらどうするの。分かっているんだったら止めようよ。コロナでここまで下がったのなら一旦立ち止まろうよ。

「国交省 S補佐官」

今のコロナの状況というものが、いつまで続くのかということはあろかと思いますけれども、コロナの状況というもので航空需要というものは激減していますけれども、これが中長期的にどうゆうふうに航空需要がどうゆう形で推移して行くのかという所を我々は視点を置いて議論を進めて行く必要が、これはコロナ局面だけでは無くて中長期的な局面を含めた議論というものが我々としては必要なんだと我々としては考えております。

「考える会 IT」

上位ケースで、20年から21年に掛けて30万回に行くというケースで空港会社は出されたと思うですけれども、実際にもう99,9%インバウンドの観光客は減っているわけじゃないですか。実際に需要予測というのを、これからまた右肩上がりに上がって行くんですか、それともV字回復するとも思っているんですか。

「国交省 S補佐官」

今、実際に需要予測を改めて回しているというような状況ではございませんけど、まさにこのコロナという状況というものは、同じレベルで語れるというつもりは全くございませんが過去のサーズですとかテロですとか国際線の需要というものは非常に流動的なところも有りますので、コロナの状況が今後どこまで続くのかということはこの場では申し上げられませんが、我々の視点としては中長期的な観点から航空需要は回復して行くと、そこに間に合うように羽田空港、成田空港の機能強化というものが必要不可欠であると認識しています。

「考える会 IT」

今までの需要予測というのは、いわゆる観光立国として4千万から6千万の拡大して行くような形を執っている間に東京オリンピックがあるというような形で需要予測を執って来た訳じゃないですか。実際に全てコロナで止まっているわけですよ。東京オリンピックもやるかどうかも分からない。国民としてはかなりの数の反対が多い。だったら現時点の需要予測は立てられない訳ですよ。今□□もそうですよ。だったら一旦止めて、そこで対策を立てて、また右肩上がりでもいいですよ。また右肩上がりで出すと思いますよ。もうこの機能強化自身を一旦白紙に戻してやるのが筋じゃないですか。

あなた達の需要予測というのは誰だって出来るんですよそんなことは。幼稚園児だって言えるんですよ。これから上がって行く、それに向けて我々は努力する、そんなことは誰にだって言えるんですよ。今の実態の経済が実態としてどうなっているのかということを考えた上でこの機能強化というものをとらなくてはいけないんじゃないんですか。だとしたらこれは白紙撤回しかないんですよ実際に。何を言っているんですか。中長期なんてそんな嘘ぱちはきかないですよ! 誰も信じないそんなこと。

「考える会 代表戸村」

予想じゃなくて、あんたらの勝手な願望。それで我々は一生ず~と我慢させられるんですよ。

冗談じゃないよそんなの。

「国交省 S補佐官」

今ご指摘いただきました根拠というところについて、何か私も需要予測の結果があれば、それに基づいた発言ができますけれども、我々もこのコロナを当然予想できた分けでもございませんので、そのコロナによる影響を加味したような需要予測というのはこれはほぼやって行かなければいけない話なんだと思います。けれども、今のコロナの状況というものは、一つのイベントでございまして、この影響というものがどの程度インパクトとして今後発生して行くのかということについては精査して行かなければいけないと思いますけれども、繰り返しになりますが、中長期的な観点に立って、我々としては航空需要が回復して、この機能強化というものが必要だというような認識の元で機能強化を取り組ませていただいております。

「考える会 代表戸村」

推進ありきの進め方になるんですかね。

「国交書 S補佐官」

推進ありきということは、どういう事を指すのか…。

結論ありきということであれば、こういう場で私も説明を皆様からお伺いするとかは全くしないと思いますけれども、私自身は、こういった機会を設けていただきましたので、今日、皆様からいただいたご意見というものは本所の方に持ち帰らせていただきたいと思いますし、それは、どう言ったご意見があったということを単に報告するのみならず、何か新たな対策ですとか、今後どういうふうに出して行けるのかということについて、私自身も真剣に考えて行きたいと思いますし、まぁ中々真摯な対応でないところは、ご意見としてはその通りなのかもしれませんが、私自身も精一杯そこは機能強化に携わっている身でありますので、しっかり考えて取り組んで参りたいと考えております。

「社民党 福島みずほ議員」

少なくとも機能強化に関しては、イエローカード、レッドカードが出ていて、今中長期とおっしゃったけれども少なくてもこの3年位は50万回や100万回の世界じゃない訳じゃないですか。しかも根本的には飛行機をバンバン飛ばしてやる、気候をこれだけCO2で害して良いのか、グリーンリカバリー(緑の取戻し)の考え方はヨーロッパや世界で強まっているでしょう。そうだとすると、そこは政策の変更が必要ではないかということなんですよ。ですから一旦これはコロナ禍の中、そして明らかにこの3年ぐらいは全く違う状況になっているのだから今までの計画を一旦中止してほしい、一旦停止してほしいと言うことなんですよ。

おっしゃってくださったんで、国土交通省自身はバンバン飛行機を飛ばした方が良いと思っているかもしれないが違う交通手段も有る分けじゃないですか。違う交通手段も有ったり、色々なことがあって違う形で国土交通省が色々な事を頑張れることっていっぱい有ると思いますよ。だから今までのターブンアシット?起きてしまったと思っていただいてリカバリーに努めてどうして行くのか、だから50万回とか機能強化というのを止めてもらいたい。是非、国土交通省あるいはもっと広範囲な所でも是非議論をよろしくお願いします。

つまりね、V字回復なんかないですよ。観光□□そういうことをやってCO2をだし気候変動をメチャクチャにし、そして騒音をまき散らし生活を壊して、もしかして落下事故やそんなこともあるかもしれない、もしも落下事故とかあったなら取り返しのつかないわけで、それを含めてもう見直す時が来ているんですよ。そのように思いますよ。

「航空機騒音から生活を守る会 SK会長」

横芝光町の鈴木と申します。ちょうど福島先生と皆さんの意見が私の考えていることとほぼ出尽くした感じなんですよ。改めて須山さん、あなたにお願いしたい国交省にお願いしたい。ここの場では結論は出せないでしょう。出せないというか課題と論点を言いますよ。まずこの計画を原点に戻してほしい。本当の意味で一点目は第3滑走路は必要なのかどうか。この計画は1年に10%の成長率を見込んでいるんですよ。10年重ねると25万回、既存の滑走路は25万回、新たな計画は25万回それで50万回以上が出てくるんですそれは確かですよ。そういう時代は成長率だと思うんだ。非常に希望的観測性善説に基づいた、ちょっとズレていますよ。その辺をもう一度考え直してよ、原点に返って見直して欲しい。この問題は収まらない私も痛く感じる所だけれども、この思い貴方方が答えを出せる訳がないですよ。ですからもう一度これは考え直してみて、貴方の□□はないでしょう、国交省ですよ国としてですよ。

二点目、空港産業も10年後の将来もあるわけだから、それをただ騒音うんぬんじゃないですよ。本当の空港産業、観光産業にとって最大のコロナ禍の中で経済がどこまで回復できるか、従来の稼働がどこまで戻れるか、今までの状態に戻れたら最高の姿だと思いますよ、そう思いませんか。それと経済的コンサルを入れなさい。コンサルを入れるにしても民間企業からも入れてくださいよ、そうするとバランスの取れたヒカル?変動が出てきますから。

三点目は、成田空港の建設計画は一企業、空港会社は一企業ですからね。企業として設備投資をして、国の支援が無くても見通せるかどうかなんです経営面で。それをしっかりと考えて広範囲で検討してお願いしたい。それが私は一番大事だと思うんです。もっと色々な問題点はありますけれども、空港会社が健全な経営が出来なかったら地元対策も交付金もでませんからね。その辺もしっかりと考えていただきたい、私は常ずね前から言っていますけども経団連のドコオさんをご存じですかドコオトシオさん。86歳にして□□□や京セラなどを再建させた、あの人だったら即中止。中止ですよ。異論議論も無い。見通しのないこんな計画は中止だと思う、はっきり言います。その辺を含めて本当に国際事業、国益のためにやっているんですからね、その辺もしっかりと考えて下さい。そういう観点から言ったら、この事業は国益にも何もならない。なりませんよこんな無謀な計画で、誰がみても国のために成ると思います?次の世代の対策ですよ、本当の国益のためなら3年後5年後の経済見通し経済状況を見た上で改めてもう一度国益になる事業を立ち上げて下さいよ。それには成田に造ってはダメ! それには新たな世界に誇れる新空港を造りなさいよ。それを考えなくてはならないよ。その両方を考えながら検討してみて下さい。この四点ね。賛成するのも問題点を含めた計画検討それを両エン?から考えてみて下さい。それが私の願い、お願い。それが駆け引きですよ。それはこのレベルじゃないですよ。福島先生がちょうどおいでになってくれていますから国として国会としてこれは論議するという話。おお元は税金ですからね。血税ですよ。それでなくても1千300兆円の大赤字ですよ。国交省が支援するから良いとそんな甘い考えじゃダメですよ。国交省の支援策は国の税金ですからね、その点もしっかり受けとめて、この論点を国に挙げて下さいよ。そうゆうふうにしながらこの問題点を解決して行く、そうしなかったら解決の道は無い。はっきり言いますけれども、その辺よろしくお願いしたい。いいですか頼みますよ。

「羽田問題、南部ユニオン」

4ページの③番で「羽田空港では騒音軽減のために着陸降下角度を3,5や3,45度にした結果、0,1~1,1デシベルの騒音が軽減したということですが、成田空港でも騒音軽減の着陸降下3,5度や3,45度降下飛行を行っているのですか」ということなんですけれども、実際に、品川区大井町に住んでいるんですけれども、普通は3,0度なんですけど3,5とか3,45で今、大井町上空を飛んでいます。飛んでいてでは騒音が低くなったかと言えば全く違います。すごいうるさいです。新宿とか渋谷辺りはたった2デシベル位騒音が少なく成るということで、しかし羽田空港に近い大井町、立合原、京浜工場なんかは、もうものすごい音です。だからこの3,5にしたって全然騒音は変わりません。それは成田の方にはっきり言っておきます、絶対に嘘をついているこれは。それから後、密集地です。今も大井町の上空を飛んでいますけれど本当にビルにぶつかると思うくらい、本当に墜落するくらいと思うくらい1時間に44便が飛ぶんですから、それを今度同じように羽田を50万便にする分けでしょう、合わせて100万便なんて言っているんだから。私自身はこの機能強化は絶対に白紙撤回です。同じ羽田の反対する会としても、それから後、WHOが45デシベルから60デシベルが相当だと言っていますけど、これは間違いです。45デシベルから人体に絶対に影響が有るとWHOは報告をしています。だからこの60デシベルと言うのは全く嘘です、それも認識して下さい。お答えをお願いします。

「国交省 S補佐官」

冒頭で発言していただきました羽田の新経路での降下角での引き上げでございますけれども、羽田空港におきましては、やはり成田空港の騒音の軽減を求める声が強い今回のケースでございますけれども、そうした背景から、これまでも角度に限らずアンナブと言われる人口衛生を活用した方法を活用して飛行高度の引き上げを図ったりですとか、あるいは着陸料の料金体系の見直しを行いまして、低騒音機の導入の促進ですとか、様々な騒音対策というものを積み重ねてまいりました。他方で、そうした対策でもまだまだ騒音対策が不十分だと言うような声というものが地元の自治体を始めとした、各方面の方から指摘をいただいていました。そうした中で我々が出来る様々な対策を検討しました結果、降下角というものを天気の良い時に限定いたしまして角度を引き上げるというような対策を講じるということでございます。先ほども指摘があった通り劇的に騒音の軽減が図られるかということで言いますと、中々、抜本的な騒音対策とは言い難いところでは有りますが、これまで様々な対策と組み合わせて騒音対策を取り組んでまいりましたので、我々としても出来るだけ騒音軽減を図りたいという思いで角度の引き上げというものを行わせていただいたということです。

「羽田問題 南部ユニオン」

それじゃ答えになっていないでしょう!

「考える会 代表戸村」

降下角度の問題は、世界で一番危険だと言われているホンコンに啓徳空港が在りましたよね。あそこが3,1度なんですよ。それで3,45度、3,5度と言うのは、元日航のパイロットの杉江弘さんが意見を言っているんですけれども、3,5と言うのはジェットコースターのように急角度でとてもパイロットには危険すぎてダメだと危ないというようなことを言っているんですね。ですからこれは3,5度3,45度の話は、これはとても無理なんじゃないですか事故を引き起こしますよ。

「国交省 S補佐官」

これは様々な指摘が有るんですけども、我々も実際に3,45度で降りたパイロットですとか、あるいは航空評論家の専門家の方々にも実際の意見を我々は聞いておりまして、その中では天気の良い条件においての3,45度の安全というものは事前に十分な情報が周知されていましたので、それは安全に降りることが出来たというような意見もいただいておりますので、そもそもジェットコースターの様なというところについては、そういう見方があるのかも知れませんけれども、航空局といたしましては安全に運用が出来るような設定になっているものだと考えています。

後、カルタックの話が有りますけれども、あれは3,1度が問題かと言うよりか、もう少し着陸の直前に旋回しながらかつ角度が高いというところが非常に技術が求められるとそういった着陸法式であったので直線に降りて来る羽田空港とは少し違う観点かなというような理解をしています。

「考える会 代表戸村」

成田空港では、やらないんですね。騒音軽減のための降下角度は。

「国交省 S補佐官」

他空港の展開につきましては、まさに羽田空港での3.45度の運用を行っておりますので、その運用状況ですとか、実際の騒音の軽減効果というものを今まさに分析を行っているところでございますので、そうした分析をしっかりとした上で他空港の展開については慎重に検討してまいりたいと考えています。

「羽田問題 南部ユニオンO」

成田の強風では無理です。1980年の事故を覚えていますか。あれは強風にあおられて急角度でアプローチした時に起きた事故です。二人が死んでいます。覚えていますか成田空港で始まって以来初めて起きた大きな事故です。成田空港で、あの強風の中でこんな降りられる訳がないですよ。今ここで「成田ではやらない」と言って下さい。

「国交省 S補佐官」

現時点においては、成田空港で角度の引き上げを行う具体的な検討は行っておりません。

「考える会 代表戸村」

次に、先ほど、この機能強化は出来有りき、推進有りき、結論有りきの進め方だという話がでました。それで説明したいので少し時間を下さい。

(NAA資料 環境影響評価書のあらまし引用)

NAAさんが出した成田空港の環境アセスメントの説明書というものがあるんですけれども、その4ページに「四者協議会の流れ」というものがあるんです。その中の下の表にこういう表があるんです、これはNAAさんの資料ですからね。分かりやすいように番号を降らしてもらいました。①番にこの成田だけではなく羽田も含めてであろうけども、首都圏空港をめぐる空港政策上の課題の整理、ここから交通政策審議会が2013年9月に話の案の卵を産むんですね。そこから3ヶ月経った2013年11月1日、技術検討渉委員会が首都圏空港の機能強化策にかかる技術的な選択肢の洗い出しを進めるんです。そこから9ヶ月が経った2014年7月に中間とりまとを公表するんです。これが初めて世間に出た話なんです。それで我々が初めて聞いたのが、そこから約2年近い2016年の9月27日以降に住民説明会で初めて案を聞きました。ここが住民が初めて説明を開始された日なんです。それよりも前のここで卵が産まれて3ヶ月、ここで9ヶ月なのにここも先ほど相馬室長も言われていた商工会の団体だとかが、ここの3ヶ月を過ぎたここで何故要望書を出せるんですか?

そして自民党成田国際空港推進議員連盟が国に決議書を提出している。ここから2年もあるのに住民に説明会が有るのに、なんでここでそういう動きが出来るんですか。ここの人は県内の3団体成田市内3団体というのは、なんでこんなに早く情報が得られて、そして要望書を出せるんですか、不思議だと思いませんか。不思議でしょうこれは。どう考えてもここから始まって何故。そう出来レースなんですよ。それで何でここで賛成する決議書が議員連盟から出ている。そしてここでは市民団体から出ている、これは住民説明会を行う2年前ですよ。なんでこんな事が出来るのか、もうこれはグルになっているんじゃないですか。ここが説明会ですからね。ここに自民党の議員連盟が決議書を出していると、そしてここに成田第3滑走路を実現する会という会があるんです。そしてこれはここにも出て来るんです、そしてここにも出てくるんです、そしてここにも出て来るんです、そしてここにも出て来るんです。これが実現する会をまんべんなく上から下まで要望書を上げて推進し賛成していろような形を執ったのだろうけれども、この成田第3滑走路実現を目指す有志の会というのは、どんな会なのかと思ったら、そう、ここに第3滑走路実現を目指す有志の会は他にも入って来ているのに、反対や意見を述べる住民団体、横芝の生活を守る会、あるいは機能強化案から生活を守る会が国交省に行っているそれなのに何故のってない、ここに何故のってないそれが知りたい。この表はあくまでも賛成だけの人しか載せてないですよこの表には。それは書き漏れでしょうかね。

先ほど言ったように、成田第3滑走路実現を目指す有志の会とは何ぞやということなんですけど、それでこの裏面に載っているのはこれなんです。成田市の◯◯◯◯成田市長、芝山の△△△△芝山町長、⬜︎⬜︎多古町長が顧問として載っているんですよこれに。

ここで新聞を読ませてもらいますけれども、2015年8月に自民党の国会議員推進連盟が太田国交省、その当時国交省は太田大臣でしたから、太田国交省大臣に決議書を出していると、そして一向は成田周辺の自民党県議連や国会議員らと県庁をおと連れて森田知事と会談してお願いをしているんですよ。そこで大臣は過去の空港の歴史を踏まえ地元から是非、第3滑走路が出て来ないと前に進められないという話をしたんです。当然、我々は成田闘争という闘争が有りましたからそういう考えにも成るでしょう。そこで、これは7月31日に自民党成田国際空港推進議連の総会があって、そこには千葉県副知事の諸橋副知事と成田○○市長と芝山△△町長が参加しているんですね。そこで成田市長が言うには「県と地元の市町は是非とも必要だと言って欲しい」とここでも言っているんです。地元から是非言って欲しいと、そして騒音下に住む、これは成田市長の意見考えですけれども「騒音下に住む人が納得できるように100回でも200回でも足を運ぶ」と住民説得に努力することを強調した」と、そして△△町長は「過去の経験を生かすために我々がいる。3本目を造るのは私の任務だと思っている」と言っている。そして△△町長は、もっとそれよりも住民説明会がある7年前、我々が知る7年前に、今の機能強化案と同じような提案をしているんです。先ほど、有志の会を作って地元が空港を造って欲しいというように要望しているような画策をするために会を作ったんだけれども、当の本人は、9市町の首長さんが集まった会議があるんですけれども、そこでは△△町長がリレー時間帯を設けること、これはスライド運用のことですよ。それから、現行でAB滑走路の1本当たり10便に制限されている午後10時台の離発着規制を見直すこと、これは時間制限の緩和です。そして合わせてリレー時間帯の運航は低騒音機に限ると、この言葉を我々は住民説明会で初めて聞いた言葉なんだけれども、すでに7年前に相川町長は言っている。そして△△町長は、国際空港としての社会的な役割から400メートル級の滑走路が2本必要不可欠とし10月に2500メートル化されたB滑走路についても難航しる南側の用地交渉を踏まえ再北進か東側にずらして3500メートル化にし、今の滑走路を誘導路にすべきであると具体的な提案を行ったと言うことはC滑走路の新設ですよ、そしてB滑走路の再北進ですよ。こういう機能強化が何故7年前に相川町長が述べられたのかということです。最後に、ここに居たNAAの幹部は今の T, NAA社長なんです。そのNAA幹部は「地域がその方向で行くなら大変ありがたいです」と言っているんです。こういった行動が国会議員、地方議員千葉県議員そしてNAA、空港周辺自治体が7年前から工作していたら出来レースじゃないですか。これで住民を騙してどのように説明して行くのかというふうになるでしょう、なって来るでしょう。その手の平の上で我々は踊らされているだけですよこれは。住民説明会という一つの口実を作って、そして霧の良いところでじゃ合意。合意といってもはなっから四者がグルになっているんだから合意もへったくれも無いでしょう。こんなに酷いことって有りますか。これが政治ですか、阿部政権の政治ですか。これが成田空港の機能強化を進める裏の話ですよ。みんな住民はこう思っているんですよ、こういうふうに新聞が有るということは。これが四者で会議して決めましたそんな話ですかこれ。初めから決まっているでしょう、完成ありきでしょうよこれ。

四者協の四者がみんなグルになっているじゃないですか、同じ穴のムジナじゃないですか。

「考える会 IT」

Sさん(国交省S補佐官)。先ほど「結論有りきでは無い」と言ったじゃないですか、だから、ここで話し合うと言ったじゃないですか。これ見たら、もう地域の経済団体を押さえている、後は地元の議会と議員に町長市長が号令かけてだしている。その後に国から出された方針の中でこの人達が動いている。結論有りきの何者でもないですよ。どうですかそういうの、結論ありきでしょ完全に。ガス抜きのための説明会を百数回やっているわけですよ、それは第2の成田(闘争)を作らないということなんでしょう。昔みたいに三里塚で成田闘争を作りたくないから外堀を埋めた上で、後は結論だけ住民がだす、反対運動が起きないためにですよ。これが結論ありきじゃないですか、どうですか。

「国交省 S補佐官」

結論ありきと言うのがどうゆう話なのかということなんだと思いますけれども、多分、それは様々なプロセスが有る中で、別にその当時の話がどうかとか、この場では定かではありませんけれども様々なプロセスを受けながら成田空港の機能強化というものが、幅広く僕はやらないにも関わらず議論が有るということは別に、それは空港と共に共生して行くという観点から言うと…。

「考える会 代表戸村」

そう言う綺麗事を言うな。それが綺麗事なんですよ。うわべだけつくろっている綺麗事。本音はもっと前から四者というのは住民説明会をやります、なんでもやります、じゃ合意しますというもう筋書きが通っているんですよ。あの公聴会でもそうですよ、公聴会だって「やった」という既成事実を作っているだけですよ。住民の事などさらさら考えて無いよ。

「考える会 SD」

自分が裏切られた立場、先ほどから私が言っているのはそこなんですよ。裏切られた立場として考えてみてよ、ただ単に仕事に来たという立場では無く。

「考える会 代表戸村」

これを見て下さい。公聴会で賛成の意見を述べた人です。みんな成田空港関係の人です。先ほども誰かさんが言っていましたけれども、成田空港の関係者が。福島みずほ先生が言った成田空港の関係者が仕事を貰えて無理やりたのめば絶対に賛成の意見を述べるはずですよ。

そして騒音で被害を受ける住民は当然困るよと言うに決まっているじゃないですか。これを見て下さいよ。反対する者はみんな騒音区域に居ます。これは空港の横である成田市、多古町というのは騒音の影響が無いから賛成するに決まっているじゃないですか。我々も来たくはないですよ。騒音で被害を受けている北と南に住んでいるから来ているんですよ。これを見れば一目瞭然じゃないですか。

「国交省 S補佐官」

公聴会自体は、成田空港以外にも関係がある方々が…。

「考える会 代表戸村」

百姓をやっているオヤジに往復ハガキで2週間で応募しろといっても無理ですよ。意見を述べろといっても…。何日ありました。たったの2週間じゃないですか。あんなの無理ですよ。俺の友達なんかはインターネットなんてやってないよ。あれだって意見述べろと言われても無理じゃないですか。おかしいでしょう。往復ハガキで申し込めって、そんなのあるか。

あんなに師走の忙しい時にあんな往復ハガキなんてないよ。仕事を休んで行けるわけがないよ。ようするにこの結果というのは出ていたんだよ。7年前にNAAから国から周りの市町も人らも出来ていたから出来レースであり推進ありきの進め方だと今でも思っています。

何を合意しようが何をしようが、貴方達の手の平の上で住民は動かされているだけ、何を言ってもハイハイと終わりだと思います。

「考える会 SD」

須山さんにお願いです。もう時間がないので終わりにしたいと思いますけれど、単に仕事で来ているんじゃなくしっかりと上司に伝えて下さい。イエスマンでは無く人として今日の話し合いが良いようになるようにきっちりと男儀をみせて伝えて下さい。解決してやって下さい。

「国交省 S補佐官」

承知しました。

「考える会 IT」

須山さん。持ち帰って何処で検討して、どういう形で出すんですか。それだけ教えて下さい。

「国交騒 S補佐官」

具体的な検討過程、今後の進め方については、この場では申しあげられません。

「考える会 IT」

毎回そうなんです。こうゆう話をしても、持ち帰ります。貴重な意見ありがとうございました。Sさん(NAA S室長)も2ページ目に書いてあるでしょう読み上げたと思うんですけども、これは2回目ですよ。1回目は我々に与えられた責務、環境対策をしっかりやって行かなければならない。具体的に何を指すんですか。どこでどうゆうふうに具体的に行うのか言って下さいよ。話して終わりなんですか。それがどういう影響が出ているんですか。はっきり言ってSさん(国交省S補佐官)は全てのページで何も答えてないですよ。何にも出てない具体的な事は。慣例的にしか答えてないですよ、あなた達の慣例的な答弁しか。具体的にこの話し合いでどうなるのか答えて下さい。この話し合いで今回出た意見はどうなるのか。

「国交省 S補佐官」

今日、いただきました意見に付きましては私の上司に報告をいたしまして、どういった課題があるのかという…。

「考える会 IT」

上司って誰ですか。

「国交省 S補佐官」

首都圏空港課の中で私の上司に説明をさせていただく…。

「考える会 IT」

誰ですか。

「国交省 S補佐官」

直属の上司としては成田国際空港企画室長の「SD」という者になります。

「考える会 代表戸村」

先ほど、福島先生がおっしゃったように、ここまで成田空港が落ちているんだから本当に凍結するか、ここで立ち止まるべきですよ。これを上司に言って下さい。是非とも。

「考える会 MK」

みんな生活に困っているんだから、そんなものに税金を使わないで。もっと切実に税金をつぎ込んで助けなければいけない所は沢山あるから、□□をやっている前に一人一人の国民がどうゆう状況になっているのか見て下さいよ。

イジスアシュワだって無しになったんだからできますよ、何だって。

「考える会 SD」

お願いしますよ。意義あるものにして下さいよ。今日の話合い。

「国交書省 S補佐官」

ご意見といたしましては、私もしっかりと上司に報告をして今後に繋げたいと思います。

「考える会 SD」

イエスマンじゃ困るよ。

「進行 横田局長」

もう時間も過ぎていますけれども、今日住民のみなさんから切実な声が出されました。国交省、成田空港会社におかれましては、しっかりと受け止めて、その中でも会社の中でも考えていただければと思います。

一つ私から最後にお伺いしたいのですが、実は第3会社?の方なんですけれど、聞くところによると3月の決算は減収減益になっている中で、コロナで航空需要が無くなって、これから機能強化をしても飛行機が来ない状況になってしまう。会社としても経営自体大丈夫なのかという心配もあるんですけれども、その点が一つと、それから今後は機能強化のプロセスに従って、こちら側の住民の皆様にしっかりと対応して欲しいですけれども、買収の方に入って行くのかどうかというところについて、お答いただければと思います。

「NAA S室長」

経営が大変厳しいことは、その通りでございます。我々に出来る限りのコスト削減でありますとか、そういった経営の改善努力とかはしっかりと続けて行きたいと思っています。

一方で法律で定められています環境対策につきましては、我々といたしましては、しっかりと対応してまいりたいと考えております。

買収というか機能強化につきましては、我々といたしましては予定通り進めてまいりたいと考えています。

「進行 横田局長」

是非、今日だされた意見を踏まえて、一旦ここで立ち止まって行った方が会社のためにもなると気がしてならないんですけれども、いずれにしても皆さんから航空需要に絡んで機能強化自体を一旦見直すべきではないかというようなご意見、さらに環境問題そして落下物の問題、そうした中で本当に進めて行って良いのかという声が出されましたので、是非、住民の皆様の立場をしっかり受け止めて誠実に対応して行っていただきたいと思います。

本日はお忙しい中ありがとうございました。また、住民の皆さんと相談の上、改めてお願いするかと思いますけれども、その機会はよろしくお願いしたいと思います。本日は長い時間かかりましたけれども、ありがとうございました。


第2回「 行政交渉」2時間15分  2020年7月27日

「郷土の空を考える会」発行




郷土の空を考える会

【連絡先】 「郷 土 の 空 を 考 え る 会」事務局     Email: kyodonosorawo_k@yahoo.co.jp

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